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執筆者の写真武相動物病院グループ

内視鏡を導入致しました‼️

更新日:2023年8月15日

こんにちは🌬️

獣医師の日野です。

今回は、年末年始に多い疾患をご紹介致します。



みなさん、なんだと思いますか⁉️



それは、誤食🙅🏻‍♂️🙅🏻‍♀️です






年末年始は、お家のお掃除に、美味しいお食事、会社や学校もお休みになり、家族がお家にいる時間も増える方は多いと思います。



それと同時に、もともと誤食癖がある子や、若齢のわんちゃん🐶ねこちゃん🐱には、誘惑も増える時期です。



異物には、問題になるものと、そうではないものがあります。






問題になるもの <その1>


☠️中毒物

(チョコレート、ぶどう、人体薬、キシリトール、アロマオイル(猫)、ゆりなどの植物(猫)など)



中毒物を摂取してしまった場合、場合によっては、急性腎障害やけいれんなど起こす可能性もあるので、すぐにご相談ください。



治療法

静脈点滴(毒物の希釈や臓器障害を保護するため)

胃洗浄 👈🏻内視鏡の出番!



摂取した量や時間によっては、毒物が吸収される前に胃から排出できる方法もあります。

その場合は、内視鏡を使い、消化管内精査と胃洗浄を行います。








問題になるもの <その2>


⚽️おもちゃ

(ゴム製、スポンジ製、布製、プラスチック製など、大きさにもよる)

🧩ペットシーツやジョイントマットなど

🧶紐状のもの

🔩金属

🔋電池など



治療法

催吐処置(お薬を使って嘔吐を誘発する)

内視鏡による摘出



誤食したけれども問題にならない場合は、粉々にしている、少量しか食べていない、などのケースがあります。



食べてしまった物や、身体の大きさ(消化管の太さ)によっても、早急に対応した方が良い物と、便で排泄されるのを待っても大丈夫と思われる物に分かれます。



まずは、「食べちゃったんですけど、これって大丈夫ですか?」

と、お問い合わせください。





こちらは先日、内視鏡を実施した際の写真です。



こちらの症例では、おもちゃを食べてしまったかも…しれない…(極めて詰まりそうなもの)

ということで、飼い主様とご相談した結果、確認のために内視鏡を行いました。



内視鏡は、口腔内→食道→胃→十二指腸まで観察することができ、異物の除去や、開腹をせずに生検(粘膜を取り病理検査を行う)ことが可能です。



内視鏡の導入により、可能な処置が増え、武相動物病院もパワーアップしました💪🏻



もちろん、誤食しないことが理想ではありますが、万が一のトラブルの際は、いつでもお問合せください☎️





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