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執筆者の写真武相動物病院グループ

心臓の病気、ありませんか?

更新日:2023年8月15日


獣医師の日野です👩🏻‍⚕️



突然ですが、みなさまの愛犬・愛猫に心臓の病気はありませんか❓









私は救急病院に勤務しておりましたので、救急疾患や重症患者はもちろん、循環器疾患と呼吸器も得意としております。



循環器疾患で大切なことはいくつかありますが


症例に合った適切な治療(薬の量や種類の選択)を心がけ日々努力しております。





動物の心臓病では主に


  • 僧帽弁閉鎖不全症

  • 心筋症(肥大型・拘束型・拡張型

  • 肺動脈弁狭窄症

  • 不整脈疾患

など



があり、それぞれ原因が異なりますが、いずれも完治ができない病態です。



ただし、適切な内服薬を投与することで、健康を維持し続けることは可能です。





そして、飼い主様自身が心臓病を理解することで、重症化する前に家族の異変に気づくことができ、早期に治療ができます。



動物の健康を、私たちと飼い主様でずっと守っていくからこそ、共に病気と向き合っていけるよう、丁寧な診察とコミュニケーションを心がけております。





心臓の病気の場合、軽度な場合は症状がわかりづらい傾向にあります。




知らない間に進行した場合




  • 急に苦しそうな呼吸をしている(呼吸困難)

  • 急に力が入らなくなり倒れた(失神)

  • 突然死





といった症状が認められ、すでに重症化している可能性があります。




症状がないから、元気だからといって、病気がないとは限りません🙅🏻‍♀️




犬猫の心臓病と診断するためには心臓のエコーが必要です🫀





聴診は、あくまで心臓病が


ありそうか/ないか


の目安でしかないので、心臓のエコー検査は必須になります‼️





また心臓には4つの部屋があり、右と左に分かれています。




  • 左心不全なのか

  • 右心不全なのか



によって、原因と治療が異なりますが一般的に多いものは左心不全です。



たまに右心不全の症例にも遭遇しますが、右心不全の病気はちょっとばかり厄介です👿



なぜなら、心臓が原因ではなく、呼吸器が原因のことがあるからです。






みなさまのペットさんに、心臓病はありませんか❓



心臓病について、きちんと理解できていますか❓



今行っている治療や薬は、適切ですか❓




気になる方は、いつでもお問い合わせください。




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