獣医師の日野です👩🏻⚕️
突然ですが、みなさまの愛犬・愛猫に心臓の病気はありませんか❓
私は救急病院に勤務しておりましたので、救急疾患や重症患者はもちろん、循環器疾患と呼吸器も得意としております。
循環器疾患で大切なことはいくつかありますが
症例に合った適切な治療(薬の量や種類の選択)を心がけ日々努力しております。
動物の心臓病では主に
僧帽弁閉鎖不全症
心筋症(肥大型・拘束型・拡張型
肺動脈弁狭窄症
不整脈疾患
など
があり、それぞれ原因が異なりますが、いずれも完治ができない病態です。
ただし、適切な内服薬を投与することで、健康を維持し続けることは可能です。
そして、飼い主様自身が心臓病を理解することで、重症化する前に家族の異変に気づくことができ、早期に治療ができます。
動物の健康を、私たちと飼い主様でずっと守っていくからこそ、共に病気と向き合っていけるよう、丁寧な診察とコミュニケーションを心がけております。
心臓の病気の場合、軽度な場合は症状がわかりづらい傾向にあります。
知らない間に進行した場合
咳
急に苦しそうな呼吸をしている(呼吸困難)
急に力が入らなくなり倒れた(失神)
突然死
といった症状が認められ、すでに重症化している可能性があります。
症状がないから、元気だからといって、病気がないとは限りません🙅🏻♀️
犬猫の心臓病と診断するためには心臓のエコーが必要です🫀
聴診は、あくまで心臓病が
ありそうか/ないか
の目安でしかないので、心臓のエコー検査は必須になります‼️
また心臓には4つの部屋があり、右と左に分かれています。
左心不全なのか
右心不全なのか
によって、原因と治療が異なりますが一般的に多いものは左心不全です。
たまに右心不全の症例にも遭遇しますが、右心不全の病気はちょっとばかり厄介です👿
なぜなら、心臓が原因ではなく、呼吸器が原因のことがあるからです。
みなさまのペットさんに、心臓病はありませんか❓
心臓病について、きちんと理解できていますか❓
今行っている治療や薬は、適切ですか❓
気になる方は、いつでもお問い合わせください。
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