犬や猫は色んなものを口にしてしまう生き物です。
食べてはいけない食べ物もありますが、本日は最近特に手術の際に摘出することが多いジョイントマットについてお話しします。
因みに食べてはいけないもの
ジョイントマットの特に出っ張った部分
本当に危険です。よくここを噛み切って誤食する子が多いです。
自宅で使用されている方は、端の部分だけでもカットすることで誤食の防止を推奨します。
実際の症例①:
猫食欲不振で来院 エコー&レントゲンで閉塞を疑い開腹
腸の途中から変色がみられ拡張しているのが分かると思います。
この部分に異物がつまり、時間をかけてゆっくり流れ青矢印のところで完全に止まった様子でした。
今回は比較的早期に発見できましたので、1箇所の切開で終えました。
実際の症例②:
1週間程食欲不振が続き、閉塞(ジョイントマットの誤食)の発見が遅れた子です。
腸の一部が黒く変色し、壊死が見られたため腸の部分切除(端々吻合術)を実施した子です。
どこまで腸を温存し、残せるかは開腹してみないと分からないことが殆どです。
今回はジョイントマットの危険性についてお話ししました。
ご相談やセカンドオピニオンにも対応しておりますので、当院までお越しください。
※当院は予約制となっております。事前にご連絡頂きますようにお願いいたします。
※医療関係者様からの手術の依頼、相談等も受け付けております。
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