こんにちは🐾動物看護師の佐々木です!
今日は、ワクチンについてお話をしていきます。
ワクチンと言えば、人間のインフルエンザワクチンや、コロナワクチン。犬猫の狂犬病や混合ワクチンが思い浮かびますよね!
そもそもワクチンは何の為に打つのでしょうか?
ずばり、ワクチンは感染症の「予防」の為に打ちます❗️❗️
予防の基本的な3つの考え方として、
①物理的な隔離
②消毒や予防薬
③免疫学的機序を用いての予防
と言うものがあります。
この③番目の免疫機序を用いての予防というのが、ワクチンという事になります。
なんだかむずかしい事を言っているように思いますが、隔離・消毒・ワクチン。
まさにコロナ禍で皆さんが実践している「予防」です。
まず簡単にワクチンの仕組みについてお話しします❗️
ワクチンは、無毒化した病原体を健康な身体に接種し、その病原体に対する免疫をつけるという仕組みです。
無毒化しているとはいえ、病気を引き起こすウイルスを一度身体の中にいれるなんて衝撃的ですよね😵💫
でも生き物の身体は、それをうまく利用して抗体を作り出しているんです💭
それでは、産まれたての子犬や子猫はどうやってウィルスから身体を守っているのでしょうか?🐶🐱
産まれてすぐの子犬は母犬から母乳を介して、移行抗体というものを手に入れて
免疫をつけていくのですが、離乳と共にこの移行抗体は少しずつ消えていってしまいます。
そのタイミングで1回目の混合ワクチン接種を行います。1回目のワクチン接種後は、移行抗体とワクチン、両方によってつくられた抗体が混在している状態になります。
完全に離乳する時期・移行抗体が消えた後はワクチンによってつくられた抗体のみで身体を守っていきます。
ワクチンは重要度順に「法律で義務化されたワクチン」「コアワクチン」「ノンコアワクチン」の3つに分類することができます。
義務というのは、厚労省が定める法律により接種させることが義務となっているワクチンの事です。
コアワクチンとは、原則接種が必要なワクチン。
ノンコアワクチンは疾病の流行地域に応じて発生するワクチンの事です。
法律で義務化された義務ワクチンとして狂犬病ワクチンが挙げられます。
コアワクチンには
犬の場合、
・犬パルボウイルス
・犬ジステンバーウイルス
・犬アデノウイルス
等。
猫の場合は、
・猫パルボウイルス
・猫ウイルス性鼻気管炎
・猫カリシウイルス
等が挙げられます。
ノンコアワクチンには
犬の場合、
・レプトスピラ症
・犬パラインフルエンザ
等。
猫の場合は、
・猫白血病ウイルス
・猫免疫不全ウイルス
・クラミドフィラ・フェリス
等が挙げられます。
先程も言った通り、ワクチンは予防の1手段です。生活スタイルに合った適切な予防をしていくことがとても大切です😌
予防について分からないことがあったらお気軽にご質問下さいね✊🏻
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