仔犬を迎えた方へ
新しいご家族のお迎えおめでとうございます。
これからの"ドッグライフ"楽しみなことが盛りだくさんですね!
犬を飼い始めてすぐは飼い主様も大忙しです。
当院でサポートさせていただけたら嬉しく思います。
まずはこちらのページで必要なことを一つ一つ確認していきましょう。
1.犬の新規登録について
町田市では、犬を飼う際に「犬の登録」と「狂犬病予防注射」が法律で義務付けられています。
初めて犬を飼う方は、以下の手順で手続きを行いましょう。
以下手順は当院でも行うことが可能です。
1. 犬の登録
犬が生まれてから30日以内、または新しく飼い始めてから30日以内に登録を行います。
◎手続き場所 : 町田市役所または、指定された動物病院
◎必要なもの : 犬の情報(名前・生年月日・犬種など)、飼い主の情報
◎登録費用 : ¥3,300(初回のみ)登録後、「鑑札(かんさつ)」という犬の登録証が発行されます。これは首輪などに必ず装着してください。
2. 狂犬病予防注射
毎年1回、狂犬病の予防注射が義務付けられています。
注射のタイミング : 通常、4月~6月に市が集団接種を行っていますが、個別に動物病院で受けることもできます。
費用 : 予防注射 ¥3,300+ 注射済票交付手数料 ¥550注射を受けた後に、「注射済票」が発行されます。こちらも首輪に装着する必要があります。
※別途診察料がかかります。
3. 手続きの完了
登録と注射の手続きが完了すると、犬の登録証(鑑札)と注射済票を装着した状態で、町田市内で安心してお散歩ができます!もし引っ越しや犬の飼育状況が変わった場合は、必ず市役所へ連絡してください。
これで愛犬の健康管理と法律の遵守がしっかりとできます!
ご不明な点があれば、保健所にご相談ください。
2.ワクチンプログラムについて
愛犬が健やかに成長するためには、適切な時期にワクチン接種を行うことがとても大切です。特に仔犬の時期は免疫が弱く、病気にかかりやすいため、以下のワクチンプログラムをしっかりと守りましょう。
【接種はトレーナー出勤日がオススメ】
当院には月2~3回ほどトレーナーが勤務しております。トレーナー出勤日合わせてご来院いただくと、接種後にカウンセリングのご案内もできます。もちろん診察やお会計のタイミングでも気軽にご相談可能です。ご家族だけでかかえず、お気軽にご相談ください♪
1. 生後2ヶ月
【1回目の混合ワクチン】
この時期に、最初の混合ワクチンを接種します。病気に対する初期の免疫をつける大事なステップです。
2. 生後3ヶ月
【2回目の混合ワクチン】
2回目の接種で、さらに免疫を強化します。この後、狂犬病のワクチンへ備える期間に入ります。
3. 2回目の混合ワクチン接種から2週間後
【狂犬病ワクチン】
狂犬病は法律で予防接種が義務付けられています。当院では子犬の「社会化」を大切にしている為、2回目の混合ワクチンの接種から2週間経過での接種をオススメしています。
当院のトリミング・トレーニングは、こちらが終了次第ご利用いただけます。
4. 狂犬病ワクチン接種から2週間後
【3回目の混合ワクチン】
最後に、3回目の混合ワクチンを接種して、完全な免疫をつけます。これで、仔犬は多くの病気からしっかりと守られるようになります。
このワクチンプログラムを守ることで、愛犬が健康に成長する基盤が整います。ワクチン接種のタイミングを守り、元気な生活をサポートしましょう!
3.去勢・避妊手術について
愛犬が健康で快適な生活を送るためには、去勢・避妊手術はとても重要です。以下では、手術のメリットと適切なタイミングについてご説明します。
◎去勢手術のメリット(オス)
病気の予防:精巣腫瘍や前立腺疾患などのリスクを大幅に減らします。
行動面の改善:マウントやマーキング、攻撃性など、性ホルモンによる問題行動が減る可能性があります。
ストレス軽減:発情中のメス犬に対して過剰に反応することがなくなり、ストレスが軽減されます。
◎避妊手術のメリット(メス)
病気の予防:子宮や卵巣に関わる病気、特に子宮蓄膿症や卵巣腫瘍のリスクが減少します。また、乳腺腫瘍の発症率も低下します。
望まない妊娠の防止:発情期に外に出た場合や、予期せぬ妊娠を防ぐことができます。
行動面の安定:発情期特有の行動やストレスを抑えることができます。
◎手術の適切なタイミング
去勢・避妊手術は、生後6ヶ月〜8ヶ月の間に行うのが理想的です。この時期に手術をすることで、体の成長に悪影響を与えず、健康に育てることができます。
◎術前検査の重要性
手術を行う前には、動物が麻酔に耐えられるかどうか、体調に問題がないかを確認するための「術前検査」が必要です。具体的には、以下の検査を行います。
・血液検査:肝臓や腎臓の機能を確認し、麻酔が安全に行えるかをチェックします。
・レントゲン検査(胸部):肺や心臓の状態を確認し、呼吸器系に問題がないかを確認します。
・超音波検査(腹部・心臓):腹部臓器や心機能に異常がないかを確認し、先天性疾患の有無についても評価を行います。
これらの検査をクリアして初めて、安心して手術を受けることができます。ご不明な点がございましたら、いつでもお気軽にご相談ください。愛犬の健康を守るため、適切な時期に去勢・避妊手術を検討しましょう!
4.仔犬時期の接し方について
仔犬の成長はとても早く、この時期に適切な接し方をすることで、問題行動の軽減にも繋がります。生後3ヶ月までと4ヶ月以降、それぞれの時期に気をつけるべきポイントを押さえましょう。
~3ヶ月の仔犬
この時期は、右も左も分からない赤ちゃんのようなものです。つい可愛くてずっと触りたくなりますが、"メリハリのある生活"を心がけることが重要です。また何でもかんでも口に入れてしまうので、口にしてはいけない物は付近に置かないよう注意しましょう!
◎たくさん食べること
食べない時間が続くと低血糖になり、命に関わることもあります。ご飯をしっかり食べているか毎回確認しましょう!トッピングを多用すると好き嫌いが増えたり、食べムラの原因に繋がります。基本はふやかしたフードを与えましょう。
◎たくさん遊ぶこと
柔らかいおもちゃや音が出るおもちゃでたっぷり遊んであげましょう!運動不足になると吠えやいたずらなどの問題行動につながることもあります。
◎たくさん寝ること
一人で寝る時間を作り、クレートやゲージで寝る習慣をつけましょう。分離不安を防ぐためにも、独立した空間での睡眠が大切です。
4ヶ月の仔犬~
この頃になると少しずつ自我が芽生え、"社会化"が重要な時期になります。狂犬病ワクチンが完了したら、外に出て散歩を始め、他の犬や人、外の環境に慣れる練習をしましょう。パピーパーティーなどの参加もオススメです!
◎噛み癖、吠え癖、拾い食い
この時期に問題行動が出始めることが多いです。トレーニングを始めるのに良い時期でもあるので、ぜひカウンセリングやトレーニングを受けてみてください。
仔犬のこの大切な時期に、しっかりとしたサポートを行うことで、健やかでバランスの取れた成犬に育ちます。気になることがあれば、いつでもご相談ください!