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執筆者の写真武相動物病院グループ

猫の橈尺骨骨折整復術について

更新日:4月19日

一般的に骨折の中でも非常に多いとされているのが腕(橈骨と尺骨)です。

若齢のワンちゃんや犬種によっても発生率が高いことが知られています。


好発犬種:

小型犬(トイプードル、ポメラニアン、チワワ、イタリアングレーハウンドなど)は橈骨・尺骨が非常に細いため、容易に骨折を引き起こします。特に1歳未満の成長期に初めての骨折を起こすことが殆どです。



そして今回は猫の骨折について

猫の場合、骨折のほとんどが高所からの落下です。ビルの高層階から落ちた際に着地の衝撃で折れるようです。腕が折れるだけで済むところがネコちゃんの凄いところでもありますね。

私は今まで最高8階の高さから落下して、骨折もしなかった猫を見たことがあります。



今回の症例:

自宅(ビルの5階)のベランダから落下、前足をあげるとのことで来院

↑右の橈尺骨が写真のように折れていました。


↑折れた骨折面を合わせていきます


プレートとスクリューで固定をします


術後のレントゲン

尺骨には補助的にキルシュナーワイヤーを挿入しています。


レントゲン検査などで経過を追っていますが経過は良好です。


ご相談やセカンドオピニオンにも対応しておりますので、当院までお越しください。

※当院は予約制となっております。事前にご連絡頂きますようにお願いいたします。

※医療関係者様からの手術の依頼、相談等も受け付けております。

TEL:050-1807-1120


武相動物病院 獣医師 中村雄海


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