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  • 執筆者の写真武相動物病院グループ

咳の治療

皆さんのペットさんに、咳はありますか😷❓


犬と猫の動物種の差でも、咳がでる病態は異なる傾向にあります。








🐶犬の場合


気管虚脱(3パターンほど)


喉頭炎


気管支炎




🐱猫の場合


喘息




もちろんこれ以外にも病気は存在しますが、日頃の診察で多いのは、上記病態です。




そしてそれぞれの原因は異なるため、もちろん治療は違います。


(⚠️気管虚脱の3パターンでも原因・治療は異なります)





呼吸器で使用される薬は多くありません。



そのため、“とりあえずのステロイド・気管支拡張薬”



経過観察している動物が多いような印象を受けます😢







咳をしている動物の飼い主様は




どこ(気道の場所)の異常が疑われるのか❓



なぜ(原因)なのか❓



どのような治療が必要なのか❓



改善が望めるのか・難しいのか❓

(困難な場合は結構多いです)




ご存じですか🗣️







とはいえ残念ながら、呼吸器疾患の診断への道のりは長いんです😥



私たちが日常的に行う、レントゲンや超音波(エコー)では確定診断に至らず



喉頭鏡検査や気管支鏡、気管支洗浄など全身麻酔下での検査が必要になります。




咳をしていて、呼吸に異常があるかもしれない動物に対して、そこまでして確定診断を求める飼い主様はもちろん多くなく、検査にはリスクも伴います。




そのため、呼吸器の診療ではレントゲンや超音波検査の画像検査に加え




☑️咳が急性なのか?慢性なのか?



☑️努力性呼吸があるのか?ないのか?



☑️どんな性質があるか?

(音が小さい・大きい)(長く続く・短い)



☑️どんなタイミングで発現するのか?



☑️体型や基礎疾患の有無



☑️治療反応(投薬後に改善があったかどうか)



から判断します💡







当院では、呼吸器科外来も行なっております🫁


上記のようなヒヤリングをしっかり行い、効果のない治療を長期的に続けることもなく


病態についてもしっかりご説明、ご相談しながら診察を行うよう心がけております。


少しでも動物たちのQOL(クオリティオブライフ)が上がり、穏やかな暮らしができるよう


サポートしたいと思っておりますのでご心配な方はいつでもご相談ください☺️




獣医師 日野







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